細密・植物・ボタニカルアート

ボタニカルアート用の筆

嵩山工房のコリンスキー面相筆は植物画などの細密画を描くための要件を備えています。


筆の腰が強いので、狙った細部へ絵具を置きやすく、筆先のまとまりが良い。

 ・葉の鋸歯などの細密彩色が容易です。
・細い葉脈などの塗り残しが容易です。
・弾力のある穂先を使いドライブラシ、カスレ表現もし易いです。
・細かい質感表現に適しています。


嵩山工房では薬品を使わず、手で動物の毛を切り取ります。
 薬品を使わないため毛表面が傷まず滑らかです。

・毛の表面を傷めませんので耐久性があり長持ちする筆です。
 ・透明水彩絵具による重ね塗りボカシでは下地の絵具層を壊しにくい筆です。

その結果、ボタニカルアート画家の満足度は高く再購入率が高い筆です。その理由は、

 ・独自の「練りまぜ技法」で毛をムラなく均一に混ぜ、筆の品質ばらつきを抑えます。
 ・各種毛の混ぜ具合をコントロールして筆の性能バラツキを抑えます。


植物画彩色の事例(植物画講師 小池昇司 氏)

長年の植物画制作経験の中で最も気に入った筆です。
私の絵画教室のベテランの皆さんをはじめ全員が嵩山工房の筆に切り替えてしまわれました。
特に、コリンスキー面相の「小」と「極小」の人気が高いです。比較的お値打ちですし。
もっと早く体験すればよかったと思っています。
事例バラ

事例1:大きな絵の細部への彩色には、面相筆(小)と面相筆(極小)を使いました。

絵具の含み量が多く、穂先に弾力があり、絵具の継ぎ足し回数が少なくて細部を狙い描きし易いので、大きな部分の細かい彩色にも向いています。
エピデンドラム

事例2:小さな花のラン(Epidendrum)のリップの細かい構造への彩色には面相筆(極小)を使いました。快適で効率よい「陰つけ彩色」ができました。0.1mm単位の細部への絵具置き操作がとてもし易い筆です。
事例アザミ

事例3面相筆(極小)と蒔絵筆(小)を使いノアザミの細いシベに陰を付けている様子です。

 事例サクランボ

事例4:サクランボへの透明水彩絵具の「重ね塗りボカシ」に便利です。下の絵具層を溶かさず壊しにくい「重ね塗りボカシ」がし易い筆です。サクランボの透明感ある彩色に役立ちました。